東京坂ミチ — produce by 坂ミチ
新宿区 > 安鎮坂
安鎮坂のイラスト
※坂ミチAIが生成した安鎮坂界隈のイメージです
栃ノ木並木を抜ける、新宿区南元町の3段階の勾配変化がある坂道さんぽ

安鎮坂

ANCHINZAKA

新宿区南元町、赤坂御用地の北側沿いを通る安鎮坂。坂図鑑「東京坂ミチ」の坂道さんぽシリーズです。名前の由来は、かつて坂沿いにあった「安鎮大権現」という小さな社。権田原坂・信濃坂など多くの別名も伝わります。

坂ミチ高低図 & 地図

国土地理院 標高データ
距離
標高
この区間の勾配
なぞると詳細が出ます
ドラッグ・ピンチで操作できます Google Mapで開く

坂の由来

安鎮坂を歩いてみたの。赤坂御用地の北側沿いを、栃ノ木の並木道がずっと続いてる坂で、木漏れ日がすごく気持ちいいの。この坂の名前、実は「安鎮(珍)大権現」っていう小さな社が昔あったことに由来するんだって。安藤左兵衛っていう人のお屋敷の中にあった社で、今はもうどこにも残ってないの。誰も祀っていたのか、どんな姿だったのか、今となっては誰にもわからないんだって。ちょっと寂しいけど、坂の名前だけがその記憶を今も運んでる感じがするの。

別名がすごく多い坂でね、権田原坂、権太坂、権田坂、権太原坂、信濃坂……いろんな呼び方が伝わってるの。距離は約598m、標高差は15.8mあって、歩くと体感でわかるくらい勾配が変わっていくんだよね。最初はゆるやかに上って、真ん中あたりで一気に傾斜がきつくなって、最後はほとんど平らになる。3段階の変化がある坂なの、珍しいよね。

風の音、木の葉が擦れる音、遠くの車の音。並木道の中を歩いてると、街の喧騒から少しだけ離れられる感じがするの。赤坂御用地の緑がすぐ隣にあるからかな、都心なのに空気が違う気がする。

今の安鎮坂

実はこの坂、ちょっと有名なエピソードがあるの。1994年8月2日の未明、タレントで映画監督のビートたけしさんが、この坂下でミニバイクの事故を起こしたことがあるんだって。ヘルメットなしで走行中にガードレールに衝突して、頭部に重傷を負ったっていう出来事。今は落ち着いた並木道だけど、そんな出来事もあった場所なんだよね。

坂の周辺には、出羽坂や鮫河橋坂、鮫ヶ橋せきとめ稲荷、林光寺なんかもあって、坂道好きなら一気に巡れるエリアなの。安鎮坂は港区と新宿区の境界にもなってて、都心の中でもちょっと特別な、緑の濃いエリアを歩いてる感じがするよ。

文・うたこ
安鎮坂・坂上からの写真
安鎮坂・標識・案内板
由来の詳細はいざまち「安鎮(珍)大権現って何?」、温故知しん!じゅく散歩(新宿区)を参照。ビートたけし氏の事故エピソードはWikipedia・Googleマップ現地レビューを参照。座標のジオコーディング・国土地理院標高データは実測済み/地図:OpenFreeMap(OpenStreetMapデータ)/高低図と地図の連動位置は距離の割合ベースの近似です