東京坂ミチ — produce by 坂ミチ
新宿区 > 出羽坂
出羽坂のイラスト
※坂ミチAIが生成した出羽坂界隈のイメージです
新宿区・四谷・南元町の坂道さんぽ、大名屋敷の記憶をたどる出羽坂

出羽坂

DEWAZAKA

新宿区南元町、JR中央線沿いを上る出羽坂。坂図鑑「東京坂ミチ」で紹介する坂巡りの一本で、坂ラン途中に立ち寄りたい鮫ヶ橋せきとめ稲荷やみなみもと町公園も近くにあります。名前の由来は、この地にあった松江藩主・松平出羽守の屋敷にちなみます。

坂ミチ高低図 & 地図

国土地理院 標高データ
距離
標高
この区間の勾配
なぞると詳細が出ます
ドラッグ・ピンチで操作できます Google Mapで開く

坂の由来

出羽坂に来てみたんだけど、名前の由来がすごくロマンチックでビックリしちゃった!坂の上にあった屋敷の主が松平出羽守っていう殿様で、そのお屋敷にちなんで名前がついたんだって。松江藩18万6千石のお殿様のお屋敷が、明治維新の混乱の中でこの場所に引っ越してきたっていう歴史があるの。

このお屋敷、実は転々としてて。もともとは幕末の永井信濃守さんのお屋敷で、明治になって三井家のものになって、それを買って移り住んだのが神楽坂にいた松平出羽守家だったんだって。地元の人たちが「出羽様のお屋敷」って呼んでたのが、そのまま坂の名前になっちゃったの。歴史の教科書には載らないけど、こういう小さなドラマがある坂って素敵だと思わない?

坂を上るとJR中央線がすぐ横を走ってて、都会のど真ん中って感じ。標高差は6mくらいで、そこまでキツくないから坂ラン初心者さんにもおすすめ。坂沿いに出羽坂児童遊園っていう小さな公園もあって、動物さんの遊具がかわいいの!

今の出羽坂

坂のすぐ近くのみなみもと町公園に「鮫ヶ橋せきとめ稲荷」っていう小さな祠があるんだけど、由来がめちゃくちゃ面白いの!昔このあたりを流れてた鮫川の下流に紀州藩邸(今の赤坂御所)を造るとき、川をここで堰き止めて、その堰を守るために建てられた神社なんだって。それがいつの間にか「堰き止め」が「咳止め」に変わって、今は咳止めのご利益がある稲荷として親しまれてるの。言葉遊びみたいな由来、素敵じゃない?

公園には「四谷鮫河橋地名発祥之所」の碑もあって、この辺りが昔「鮫河橋」って呼ばれてたことがわかるの。近くには安鎮坂・鮫河橋坂・林光寺・香蓮寺もあって、坂道好きなら一気に巡れるエリア。出羽坂ひとつだけじゃもったいない、周辺まで含めて坂巡りしてみてほしいな。

文・ビューさん
出羽坂・坂上からの写真
標識・案内板(差し替え)
東京都新宿区の歴史「出羽坂」(横関英一『続江戸の坂 東京の坂』を引用しつつ紹介)も参照。鮫ヶ橋せきとめ稲荷の由来は複数の郷土史ブログ・現地説明書きを参照。座標のジオコーディング・国土地理院標高データは実測済み/地図:OpenFreeMap(OpenStreetMapデータ)/高低図と地図の連動位置は距離の割合ベースの近似です