坂の由来
歌坂にやってきたよ!この坂、名前の由来がふたつあって面白いんだ。ひとつは、坂のあたりの地形が海鳥「善知鳥(うとう)」のくちばしに似てたから「うとう」が「うた」に変わったっていう説。もうひとつは、坂のそばに酒井雅楽頭(さかい・うたのかみ)さんのお屋敷があったからっていう説。どっちが本当かはわからないけど、名前に歴史が詰まってるのっていいよね。
標高差は5.9m、距離は83mくらい。素直に上っていく坂で、途中で谷になったりはしない、まっすぐなタイプ。牛込中央通り沿いにあって、市谷砂土原町と払方町の境目を通ってるんだ。実はこの町、明治5年に町名が整理されたとき、「歌坂富士見横町」っていう名前がついてた時期もあったんだよ。今の町名にはその名残がないけど、坂の名前にはちゃんと残ってるんだね。
この辺りは坂の宝庫で、歌坂のすぐ近くには鰻坂・浄瑠璃坂・芥坂もあるんだ。浄瑠璃坂は「浄瑠璃坂の仇討」っていう、江戸三大仇討ちのひとつの舞台になった場所としても知られてるよ。ひとつの坂を見に来たつもりが、気づいたら4本くらい坂を歩いてる、そんなエリアなんだ。
